街コンのノウハウを開示

街コンのノウハウを開示

回転数と二次会へのスムーズなオペレーションが鍵

一般的に街コンは参加者の満足度があまりよろしくないと聞いたこともありますが、まずは事業者のせいにするのではなく、自分に責任があると思うことです。平均して開催時間は3時間くらいですから、第一フェーズの戦略としては回転数を上げて多くの異性と接するべきです。

目の前の人とたまたま盛り上がり、悪くないかもと思えば目の前の相手に時間を使っても良いでしょうが、タイプな異性がいるかどうかを嗅ぎ分けて、何とか同じ席に着くという突破力が男女共に必要でしょう。戦略がなく適当に過ごしていたのでは、適当な相手が割り振られ、話すネタがなくなってアプリの市場調査に入るのがオチな展開となります。

そういった最悪のリスクを回避し、それなりに満足のいく相手とそれなりに時間中に盛り上がったとしましょう。街コンの開催時間は昼間が多く、14-17時や15-18時が多い。男性の観点では、その後の二次会にいかにスムーズに繋げられるかという点が重要になります。その街がホームであれば、思いつく行き先はいくつかあるでしょうが、アウェイの場合はそうはいきません。臨機応変な対応が要求されますが、二次会の戦略オプションを事前に複数用意しておくか否かで、その後の結果は大きく変動します。

ゆえに、回転数と二次会のオプションを複数持ち、それをスムーズに実行するというオペレーション力が高い男性が相対的な勝利を収めるゲームとなるでしょう。なので男性はアウェイな立地ではなくホームな立地を選択した方が、勝率は上がると予測されます。

運営者

最後に事業者側の分析です。通常は最低3店舗を押さえ、それらを1hくらいずつローテーションさせる形式を取るようです。店舗により出てくる料理に差があり、料理数はビュッフェ形式か予め決められたコースです。

そして時間が経つに連れて、移動がだるくなったり、上手くいった組みは抜け出したりするため、後半にいくに連れて離脱率が上がり、原価率が抑えられる構造になっています。当日のキャンセル率が天候により変動するリスクはありますが、原価構造はけっこう抑えられるであろうことから、それなりの利益を確保できそうですね。

あとは男性と女性の席のマッチングのオペレーションの悪さが見受けられ、放置される男性ペアと女性ペアもいました。これが肉食系であればガツガツいくんでしょうがね。参加者のこの辺の「待ち」な姿勢もイケてない感がありましたが。

ただ、席がセッティングされることで対面の人と話さなければならない状況に強制的になるという点は、私のようなナンパを苦手とする人にとっては良いシステムであると感じます。一方で肉食系な人にとっては、外れな相手と一時間拘束されるのは苦痛であり、流動性を求めるでしょう。

会話力鍛えるにはいいかも

街コンのような社会現象に対して、百聞は一見に如かずということで、仮説を持ち体験して検証して、本稿でさらに分析を深めるという形をとってみました。私は今後行くことはないでしょうが、初対面の異性と会話を持たせる力を磨く練習場としては良いのではないかと思った次第です。「話がつまらない」というフィードバックを受けたことのある男性は、ここで鍛えると良いかも。

いくらルックスがとか年収がとか言っても、会話が成り立たないことにはどうしようもないので、話していて楽しい。ということはとても重要なことなんだなと再確認しました。話していて、一緒にいて楽しい。ユーモアが通じて、頭がいい人が私は好きです。

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